債務整理の疑問に答える

債務整理の質問と応答

任意整理とは?

裁判所を介さずに債権者との交渉により債務の額を確定し弁済方法について和解する債務整理方法です。

任意整理は債務者本人がすることもできますが、裁判所を通さない「私的な」債務整理なので、債務者本人の交渉には応じてもらえないケースが多く、応じてもらえたとしても債権者有利の合意内容になってしまいがちです。

任意整理をしようとする合法融資の債務者の方は、弁護士や法務大臣から代理権を付与された司法書士(認定司法書士)などの専門家に依頼したほうが良いと思います。

利息制限法に基づく利息で計算し債務の額を確定しますので、法律で定められた利息を超過して取引をしていた場合は、債務の額が少なくなる場合もあります。

債務の額が確定されれば、その額を一括や分割による返済方法で債権者と和解することとなります。

適正な利息で計算し債務の額を確定した結果、既に返済が完了し過払いが発生していた場合は、債権者に対し過払い請求を行うこともできます。

債務整理をすると皆に知られてしまうのですか?

債務整理をしたいと思っても皆に知られてしまうのではないかと心配になるのではないでしょうか?
しかし、債務整理をして他の人に知られることはほとんどないようです。

それでも、債務整理の中でも、個人再生や自己破産をした場合には官報に掲載されることになります。
官報は誰でも見ることが可能ですが、官報を一般の人が読む可能性はとても低いですし、官報には毎日数百人の情報が掲載されるので、その中から特定の人を探し出すのは難しいことです。
インターネットのウェブサイトで官報を見ることも可能ですが、氏名を検索するためには有料の検索サービスを申し込むことが必要です。
ですから、官報から自己破産、民事再生したことを知られることはほとんどないようです。

債務整理を考えている人も他の人に知られることがほぼないと分かると安心できるのではないでしょうか?
会社や家族、知り合いに債務整理を知られることなくできるのですから、まずは債務整理を始めてみるのはどうでしょうか?

家族に内緒で債務整理はできますか?

債務整理を考えているなら、家族に内緒で済ませてしまいたいと思う方も多いかもしれません。
家族に知られることなく債務整理は可能でしょうか?

債務整理をしても債権者や裁判所から家族に直接連絡がいくことはないので、直接的に知られることはないでしょう。
それでも、家族が連帯保証人になっているなら、債務整理をしたとしても、債権者から連帯保証人になっている家族へ連絡が行くことになります。

また、自己破産や個人再生になる場合は、裁判所から同居している家族の収入を証明する書面や通帳のコピーといった資料を提出するよう求められることがあります。
ですから、そのような場合、家族に内緒で債務整理は難しいかもしれません。

同居していない家族なら、債務整理したことが知られる可能性はほとんどないでしょう。
しかし、同居している家族なら内緒にしておかずに、最初から正直に話してきちんと整理できるように協力してもらうほうがいいかもしれません。

会社を辞めなくてもいいですか?また、会社に内緒でできますか?

債務整理しても、会社を辞める必要はないようです。
ただ、個人再生や自己破産手続きをするときには、裁判所に行く必要があるため、会社を休む必要がでてきます。

債務整理手続きを会社に知られるずにできるかは、会社から借り入れをしているかどうかで異なってきます。
会社から借り入れをしていて、個人民事再生と自己破産の手続きをするなら、債権者すべてが対象になるため、会社にも知られてしまうことになります。
ただ、任意整理なら債権者を一部除外できるので、会社からの借り入れを除外して、それ以外のものを整理するなら会社に知られずに整理することが可能です。

会社から借り入れの場合も同じように個人再生や自己破産だと証明書の提出の際に知られてしまう可能性がありますが、任意整理なら会社に知られることなく手続きすることができます。
ほとんどの場合、会社に知られるずに
できるので、まずは弁護士などに相談してみるのはどうでしょうか?
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